「まだまだ続く、妖怪日和」
2014年3月8日、境港を訪れた。
水木しげる先生92歳の誕生日をファンとして、勝手にお祝いするためだ。
お祝いは先生の生誕地で行わなければなるまい。そう思い、自宅のある山口県山口市から自家用車で出発した。
およそ7時間かけてのドライブ。これが記念すべき30回目の境港訪問だった。
ノスタルジックな雰囲気。景色の中に潜むナニモノかの気配。境港に行けば、妖怪好きの妖怪感度はグングン上がる。
私は幼い頃から水木しげる先生の描く妖怪が大好きで、日々、妖怪画を眺めて暮らしている。
妖怪図鑑片手に思いを巡らせ、詩を綴る。題して妖怪詩。これまでに作った妖怪詩は、煩悩の数百八つを超える。
この熱い気持ちを懲りずに3度も論文にぶつけ、「境港妖怪検定」憧れの上級試験に昨年やっと合格した。
写真はユーラシアカワウソ。
なんだか妖怪っぽく見えないだろうか。
こんなところにすら、妖怪らしさを見つけてしまう楽しさ。
それを伝えるのが妖怪博士の役目だと思う。
いずれは、水木しげるロードのブロンズ像すべてを妖怪詩にしてみたい。
といっても、プロンズ像はこれからもどんどん増殖していくだろう。私と妖怪との追いかけっこは、まだまだ続くのだ。
境港に行く理由が尽きることはない。
妖怪博士としてご紹介したい「ユーラシアカワウソ」