みえないものを思う
まず、過日…あの世に視察に向かわれた「水木しげる」先生に改めて感謝します。
先生は「こっちにオモチロイものがあるね…、おたくも見ますか?」と、子どもの自分にいろいろなことを教えてくれました。
辛いことも起きる人生ですが、ずいぶん助かりました。
また、先生は「妖怪は見えんけどおる」とおっしゃっていましたが、この世には目に見えないけど存在しているというものばかりです。
それにも助けられてきました。
クサイことを言うと、「夢」や「希望」とか「愛情」…、それに関しては妖怪と同じように受容する心‥、感じる心があるから存在が分かるのでしょうか…。
あとは「いらないプライド」とか「過去」、こういうものには捕らわれないようにしたいですね(笑)。
話を妖怪検定に持っていきますね!
妖怪検定の上級は論文試験です。論文には「仮説」というものがつきもので、その「仮説」を立てるのに「見えないものに心を巡らせる」ことが大切だと思います。
つまり「妄想」なんですけど(笑)。楽しんでいろいろと空想を巡らすこと…。それを同好の士や全然、妖怪に興味無さそうな人に聞いてもらうと良いかもしれません。
最近は歴史の授業で習うことが「俺達の習ったのって何だったんだよ!」というくらい変わっている部分もあるようです。
歴史でさえそうなのですから、妖怪については自由に空想して良いと思います。
これが正しいとか正しくないとかは、ほとんどの人が見たこと無いでしょうから水かけ論になりますので。
楽しんで、楽しませたら勝ちだと思います。
誰かを幸せにできるのならば!
そんなことも水木先生に教わったのかもしれません。
妖怪好きの皆さんに出会えたこと、妖怪検定に出会えたこと…。
お「かげ」さまで楽しませていただいています!
「かげ」になっていて見えないご縁やご厚意、そして妖怪たちに感謝しています。
水木先生に感謝の意を捧げると共に…皆様の検定合格、そして今後も妖怪を楽しまれることを僣越ながらお祈り申し上げます。