境港市

さかなと鬼太郎のまち

鳥取県西部、弓なりの美しい砂浜を誇る弓ヶ浜半島の先端にある人口約32,000人の小さな市です。

境漁港は、日本海側屈指の漁港として有名で特定第3種漁港の指定を受けています。
1990年代に5年連続で水揚げ量日本一を記録し、現在もカニ水揚げ日本一を誇り、また生のクロマグロも全国屈指の水揚げ量を誇ります。
1年を通して様々な魚種の魚が水揚げされます。

また「東アジアのゲートウェイ」境港(さかいこう)は人流・物流の拠点として重点港湾の指定、日本海側拠点港に選定されています。
寄港するクルーズ客船も増加しており、昨年、2024(令和6)年は年間約30隻が寄港し、今年、2025(令和7年)も40回を超える寄港となる見込みです。
コロナ禍以前には年間最大約60隻ものクルーズ客船が寄港していました。

米子空港は「米子鬼太郎空港」の愛称で親しまれており、現在は羽田便、ソウル便、台湾便など海外路線が定期運航しています。
空港ビル内にも様々な妖怪たちがオブジェやステンドグラスとなってお客様をお出迎えしています。

日本漫画界の巨匠・水木しげる先生の故郷として知られ、JR境港駅から約800m続く「水木しげるロード」には、水木しげる先生の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」をはじめ、キャラクターや妖怪のブロンズ像178体(※)が立ち並びお客様を楽しませています。(※公式テキスト「水木しげるロード全妖怪図鑑」発刊時は177体でしたが、その後新たに1体追加されました。)

1993(平成5)年の誕生から30年を越え、これまでの来訪者の累計は4,000万人を超えています。
2018(平成30)年の大規模なリニューアルでは車道の一方通行化、歩道の拡幅やバリアフリー対応など、訪れる全ての人に楽しんでいただける観光地として生まれ変わりました。
ブロンズ像もカテゴリーごとに再配置し、新たに夜間照明演出やライトアップ、50ヵ所超の妖怪影絵配置など様々な工夫が凝らされました。

昨年、2024(令和6)年4月には水木しげる記念館もリニューアルオープンしました。
新しい水木しげる記念館は、水木しげるの作品世界を楽しみながら知ることができる施設です。
常設展示は6つの章で構成され、代表作「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめ、漫画や妖怪画、水木しげるの言葉などを映像や立体物も交えて紹介しているので、水木ワールドを深く楽しく知ることができます。
また、企画展示室では、貴重な原画を約半年ごとに入れ替えて展示しており、水木しげるの原画をほぼ年間を通して鑑賞できる世界で唯一の施設です。
またミュージアムショップ「な・ぷーんストア」では、ここでしか買えないオリジナルグッズも多数取り扱っています。

同時期にJR境港駅前に「ゲゲゲの広場」もオープンし、屋根付きのベンチや一反もめんの雲てい、茶碗風呂に入った目玉おやじのスプリング遊具が設置され、訪れる方の憩いの場となっています。
またJR境港駅隣の「みなとさかい交流館」1Fのコインロッカーには「ゲゲゲの鬼太郎」「河童の三平」のイラストもラッピングされ、旅行者の利便性の向上のみならず、フォトスポットとしても人気となっています。

境港市のキャッチコピー「さかなと鬼太郎のまち 境港市」のとおり、豊かな海産物と鬼太郎をはじめとする妖怪たちが皆さんのお越しをお待ちしています。

 


 

調布市

水木マンガの生まれた街 調布

 

調布市は、東京都のほぼ中央、多摩地区の南東部に位置し、約24万人の方が暮らしています。

新宿副都心から 15 ㎞の距離にありながら、豊かな自然に恵まれた人気のエリアです。

調布市は、水木先生が 50 年以上お住まいになり、この地で「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」をはじめとした傑作を生み出した「水木マンガの生まれた街」です。

水木先生には、2008(平成 20)年に調布市・名誉市民の称号が贈られています。調布市内では、水木先生の作品に登場する妖怪やキャラクターと出会うことができ、天神通り商店街のオブジェや 「鬼太郎茶屋」(2024 年 11 月に深大寺参道から移転) 、 ミニバスに描かれた鬼太郎と仲間たちや、2019 年に開園した「鬼太郎ひろば」など、様々なゆかりのスポットが市民に親しまれています。

2025 年には、市役所前通りから鬼太郎ひろばに続く道に新たに「水木しげるゾーン」が誕生し、「ゲゲゲの鬼太郎」など水木先生の作品に登場するキャラクターのブロンズ像・照明・イラストパネルが設置されました。

調布市では、水木先生の功績をたたえ、命日である 11 月 30 日を「ゲゲゲ忌」と命名し、ゆかりの地を巡るイベントなどが毎年開催されています。

そのほか、調布市内には、関東屈指の古刹である「深大寺」と名物・深大寺そば店や、ラグビーワールドカップ 2019™日本大会や東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の会場となった「東京スタジアム(味の素スタジアム)」 、 「武蔵野の森総合スポーツプラザ(京王アリーナ TOKYO) 」などがあります。

また、日活調布撮影所や角川大映スタジオの 2 つの大きな撮影所のほか、多種多様な業種・規模の映画・映像関連企業が約 40 社立地していることから、「映画のまち」としても知られています。

令和 6 年度末には、市全域における総合的な産業振興を推進するための考え方の方針を示した「調布市産業振興ビジョン」が策定され、 地域経済のさらなる活性化が期待されます。