妖怪への果てなき好奇心

大阪の高校の教諭です。
勤務校は選択制総合学科で、教科の枠を超えた様々な授業を生徒が選択できるのが特徴。

このたび、「怪異の日本文学」と銘打って、古今東西の日本文学における「怪異」を扱う授業を立ち上げました。

妖怪は日本が誇る「怪異」文学の筆頭。
授業を行うにあたり、何らかの「箔」が欲しい。それが境港妖怪検定を受けようと思ったきっかけです。
しかし検定に向けて調べてみてビックリ。お祭り的な検定かと思いきや、合格率を見てみると、こいつはヤバい! 初級・中級併願にしたのは、大阪から遠路遥々境港に赴き、中級だけ受けて落ちてしまったことを考えると、怖くて仕方がなかったからでした。

当日までの1カ月ちょっとは、時間さえあればテキストと睨にらめっこ。
都道府県別や種類別にノートにまとめたり、単語帳アプリで全妖怪の単語帳を作ったり。
1日2時間、余裕があれば4時間を費やして勉強、勉強。教員採用試験の時より本腰を入れて勉強していたかも知れません。

そして、忘れはしない10月5日。

手ごたえはあった!しかし、初級・中級両方とも100点満点でパスできたと知った時には、我が事ながら仰天。
証書に「中級最高得点者の証」をいただけたのは、この上ない名誉でした。
これで、件の授業にも「箔」がついたことでしょう。

好きなことは、とことんやる。他人からドン引かれるくらいがちょうど良い。

生徒の好奇心を培うため、常々伝えていることです。

今回、僕自身でそれが体現できたのが、とても良い経験となりました。

今後とも、私生活でも教鞭の場でも、妖怪への果てなき好奇心の種を、育てていきたいと思います。

検定勉強の合間に作ったプラモデルたちと。 息抜き時間も、妖怪がいました。 Ⓒ水木プロ